子ども3人全員を「灘→東大理Ⅲ」へ導いたお母さまが書いた本――。
タイトルだけ見ると“特別な家だけの話”と思いがちですが、読んでみると、むしろ幼児期の親の関わり方や家庭の空気づくりといった どの家庭でも参考にできる内容 が多くあり、思わずメモを取りたくなるポイントばかりでした。
ここでは、特に 幼児期の育児・知育に関連するところ を中心に、私が「なるほど…!」と感じた部分をまとめていきます。
18歳までは子供に関する全てが親の仕事
読んで一番最初に安心したのがここでした。
私は4歳の娘がハイソックスを上手く履けないとついイライラしがちで……「自立のためにはやらせないと」と思っていたのですが、
靴下なんていつか誰でも履ける
苦手な時は無理に頑張らなくていい
という考え方に触れて、心がふっと軽くなりました。
朝からケンカするくらいなら、サッと履かせてあげて、その分 楽しくおしゃべりする時間 にした方がよほど健全。
“過保護かな?”と思っていた部分も、「やってあげていいんだ」と思えるようになりました。
……とはいえ、3人の子どもを18歳まで全部サポートし続けた著者は本当にすごい。
「自立」とは、困った時に「助けて」と言える力
の定義も印象的でした。
自分で全部できることよりも、
周りに助けを求められる力こそ、一生ものの自立心。
娘がレゴランドで自分の車がぶつかった時、ためらわず手を挙げてスタッフさんに助けを求めた姿を思い出し、“これも成長なんだ”と嬉しくなりました。
正直、私は人に頼るのが苦手なタイプなので、娘に見せる背中として私も頑張らないと…と反省。
まず褒めてからミスを指摘する
余裕がないとつい「できてないところ」ばかりに目がいってしまう私。
でも、指摘するだけでは子どもの気持ちは動かないし、そもそも “できている部分” に気づいてあげられないのは悲しいこと。
できたことに注目し、まず褒める
その後でどう改善すればいいか伝える
この順番を意識したいと思いました。
なぜできないかを言い換えてあげる
子どもは「どうして自分ができないのか」すら分からず、ただ悲しいだけ。
そこを親が言語化してあげることが、落ち着きと理解につながる――という話は本当にその通りだなと。
最近は娘がプリントでイライラした時、
家事を中断してすぐに隣に座るようにしています。
「何がわからないのか一緒に探して、ゆっくり導く」
これだけで気持ちが切り替わり、まるで自分で解けたかのようにスッキリした顔をします。
親が答えへ導いてもOK。
“やり方を知る機会” を提供できただけで十分。
「ちょっと待ってね」はNGワード
うっ…これはぐさっと刺さりました。
1日に何度言っているか分かりません。
でも、
親の都合で中断させると、子どもの興味は一瞬で消える
これは本当にその通り…。
今はできる限り“子どもの気持ち優先”を意識して動くようにしています。
母親の知的好奇心が子供をつくる
親が「ねぇ、これって知ってる?」などと話しかけると、子どもは世界に興味を持ち始めます。
知育とは特別な教材だけではなく、
親の「気づき」や「好き」のシェア から自然と生まれるものなんだなと再認識しました。
おもちゃの片付けはおかあさん
これは新鮮でした。
片付けのことを考えると、本気で遊べない
片付けが面倒で挑戦したい遊びをやめてしまう
確かにと納得。
今は、遊んでいる時は「思いっきり遊ぶこと」を優先して、片付けについてはほとんど口出ししなくなりました。
お手伝いはさせなくていい
家事は必要に迫られたら誰でもできるという著者の考え。
その時間を勉強に回した方が良い、という立場。
私はつい疲れた時に「洗濯物たたんで~」と4歳児に頼むこともありますが、これはこれで“助け合い精神”だからアリかなと思っています。
テレビ・ゲームは非日常に
テレビ部屋を別室にして、日常の中から画面を遠ざけるという工夫。
ゲームを完全排除しないのは柔軟で良いと思いました。
我が家は画面ゼロは無理。でも、
- つけっぱなしにしない
- 余裕のある時はテレビなしの時間を作る
など、工夫しながらバランスを取っています。
親が友達と比較しない
比較ばかりする親は子どもにも“他者より上に立たねば”というプレッシャーを与えてしまい、傲慢さを生む危険があるという指摘。
もちろん頭では理解できるけど…
他の4歳児がどれくらいできるのか気になるのも本音。
ここは意識して気をつけたいところ。
宿題は何があっても100%埋める
“最後の1問を残す癖” がつくと、後々学習態度に影響するという話は、私も気をつけようと思ったポイント。
幼少期は英語よりも国語と算数
特に印象的だったのがこれ。
幼稚な言葉しか知らなければ、幼稚な思考しか生まれない
国語力と論理力(算数)は全ての教科の土台
おうち英語をやっている私としては耳が痛いですが(笑)、
“日本語の力” と “論理的思考” をしっかり育てる重要性を痛感しました。
地理のサブテキストは「るるぶ」
これはすぐに取り入れられる良さそうなアイデア。
写真で理解できるし、日本への興味も自然と広がります。
図書館で少しずつ借りてみようと思います。
まとめ:迷った時に何度も読み返したくなる一冊
ここに書いたのは、私が特に“幼児期に取り入れたい”と思った部分の一部です。
本書にはこのほかにも、
- 中学受験期のサポート
- 思春期の声かけ
- 高校〜大学受験で親ができること
など、全部で 110の具体的な実践ポイント が詰まっています。
子どもの勉強や育児の向き合い方に迷った時、
「どう接すればいいんだっけ?」と立ち返るのにちょうど良い本だと感じました。
学ぶ楽しさを与えるのは親の役目。
子どもの可能性を広げるために、私もできることから続けていきたいと思います。

